予防するという形の医療もあります

医療と言うと病院での治療が一番に浮かびます。
しかしそれは、心身にダメージを受けた後の対策になってしまいます。
 人の寿命が延び、健康寿命という言葉が一般化してきた今、予防医療という考え方も大事になってきました。
治すためではなく、病気にならないための医療です。
 たとえば歯であれば、定期的な検診とクリーニングによって自分の歯で噛む事ができる期間が大きく変わってきます。
咀嚼は痴呆や糖尿病などの全身疾患にも関わってきますから、非常に重要です。
 後回しになりがちな健康診断も予防になります。
異常が無い事に安心するだけではなく、前回の結果と比較してどうなっているのか、改善や維持をしていくためにはどうしたらいいのかを考える資料にする事が大切なのです。
 困った時には医療に頼る、困らないための医療を利用する、どちらも健康のために大きな役割を果たしてくれるはずです。
 予防のために通っていた病院で問題を早期発見してもらう事ができるというのも大きなメリットになります。
 予防医療は健康という宝を守るための力強い味方になってくれるはずです。